1963年福岡県大川市で木工業を創業し、その後1965年頃から椅子の製造を始め現在に至る。
筑後川の河口に位置する大川市は日本最大の木工産地としても知られる。この大河を隔てた隣の佐賀県諸富の地に1992年工場を移転する。現在は諸富家具産地の木製家具製造業として、椅子を主体としてソファ及びテーブル等の製造を行っている。
かたらいのしたに、いつも。家族団欒の中に脇役として存在する椅子やテーブルは、和やかな家庭を支える一つの道具であり、又暮らしの中に溶け込むデザインのインテリアを豊かにし日々の暮らしを楽しくする。天然素材の持つ魅力を最大限に引き出す、工場の職人集団から作り上げられる製品は、大量にできるものでは無いが工業製品としてものづくりを信念に日々、ここ諸富家具産地の工場から生み出される。
樹種や張地そしてカラーの選択、さらにはサイズのカスタマイズなども行い、使い手のリクエストを可能な限り請ける生産体制をとっている。
使用する素材は、年月を経て木の年輪の様に家族に歴史を刻み込むが、節目の頃には修理や張替えを行うことで、家族同様に歴史をさらに重ねてもらうことが、家具本来の姿であると考える。